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許嫁から始まる恋

第4章 EPISODE #4


廊下を歩き職員室へと到着する。
職員室の扉を開けようとする。


 「さ、鮫島先生ッ」

 「はい?」


振り返ると頬を赤らめた女生徒が
立っていた。


 「こ、これ読んでくださいッ
 失礼します…ッ」


女生徒はそのまま俺に手紙を押し付け
走って逃げていった。

今時ラブレターか。
でも、俺はこんなの要らない。
これよりも、小春が欲しい。

ため息を吐いて、手紙をスーツの
内ポケットに入れて職員室の扉を開け
職員室へと入る。


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