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「あっ！」

私は大事なことを思い出して足を止めた。

「理沙今日から彼氏と登校するって言ってた」
最近理沙には彼氏ができた。

私だって私だって！

いや...考えるだけむなしくなるからやめておこう。

「寂しい女だな」

フンっと瑛くんが鼻で笑った。

「うるさいっ！」

「いーじゃん奏音には俺がいるんだから」

「別にあんたなんか必要ない」