
恋の居場所
第23章 突き進む
冬磨と机を挟み座る
新居だからか何処か落ち着かない気が..
「こ、これから家具とか埋め合わせしてこーな!」
そうだ、今この部屋には必要品以外に机と布団1セットだけ..
「定番的にお揃いのマグカップとか..ね!!」
何言ってんのあたし・・・・・・
「アハハ 俺らこんな緊張してるとかヤベー
いつも通りな!馬鹿!」
「誰が馬鹿よ、アホ!」
そうだ、いつもの幼馴染でアホの冬磨って思えばいいの!
幼馴染っていうか彼氏なんだけどさ・・・
このままあたし達結婚してもっと大きい家に住んだりするのかな
それもいいよね!
赤ちゃんいっぱい産んで犬とか飼って毎日幸せね
「妃巳架どうした?そんな暗い顔して」
「なんだもないよバーカ」
幸せになる事考えてたのにあたしの顔は可笑しいわ
「あ、あのさ妃巳架..
俺ら付き合って数ヶ月もたつじゃん?..」
いきなり顔真っ赤にしてどうしたんだろ
ここまで照れている冬磨始めてかも
「そのー...一緒にな?ね?な?
夜の方も...的な!...」
「セックス・・・・?」
「ば、ばか!そんなアバウトに言うなよ!」
セックス..嫌な思い出しかない
春樹に嫌われた1つでもあるんだ
おっさんに無理矢理ヤられそうになった事も..
でも..
「いいよ....しよ?」
