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検事からの判決は、
不起訴です。
明日には、釈放になります。
1度判決を下した不起訴が、起訴に変わる事はなかなか無いので…変更はされないと思ってます。
ユリさん…お家に帰りましょうね。ご実家に…。




安心と不安が入り混じった思いで、
涙がこみ上げた。




泣き続ける私に、
弁護士さんは
とても優しく穏やかな声で

話を続けた。



ユリさん、
私から、
お母さんに連絡しようと思ってます。
刑事さんから、ご実家に
お迎えの連絡はしてあると聞いてますが、
私からもお母さんに
ご実家にユリさんを戻して欲しい。と、
お伝えしようと思ってます。
どうでしょうか…？





母が迎えに来る。




この言葉を聞いた瞬間、
心の葛藤が
酷かった。



弁護士さんに
この気持ちを言葉で表現することが
なかなか出来ず、

あの…あ…えっと…母が…あの…でも…