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それでも、私は生きてきた

第6章 依存症…やめられない!!!!!

お化粧して
お気に入りの服に着替えて…

待ち合わせた。

見覚えのある
パールブラックのオデッセイ

そこに、リュウヤが乗っていた。
涙が溢れそうになった。

冷静に…冷静に…

心の中で言い聞かせるも、
ユキナさんを捨て、
私を選んでくれたのかもしれない。

と、ドキドキしていた。


車に乗って、
笑顔も見せずに

久しぶり。

その一言だけ発した。
一言しか発せなかった。


リュウヤは笑っていた。

なぁ、俺と戻んねぇ?
ユキナに
捨てられちまった…
お前のせいでユキナと終わったよ。
責任取れよ。
抜きたいし…。


猛烈な怒りに包まれた。
私のせい…?
責任…?

飲み込み続けていた言葉が
溢れ出した。

あんたが二股かけて3年も曖昧な事してたからじゃねぇの?!
今更人のせいにしてんなよ!!!!!
気持ちわりい!!!!!

吐き捨てて
日頃から持ち歩いていた
カッターを取り出し
思い切り
スカートから丸出しになった
左太ももに突き刺した。

今でも、
その時の切りあとは
クッキリと残っている。

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