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遠い幼なじみ

第3章 帰って来たアイツ

~二年前~








圭「あ、そうだみっちゃん!」





「え!?何?」










中学1年生、梅雨に入ろうとしている頃、私と圭ちゃんは期末テストの勉強をしていた。





特に話す事もなく、2人共黙々と復習をしていると、急に圭ちゃんが声をあげた。


予想外の事だったので、私は一瞬戸惑った。










圭「俺、今度の剣道の男子団体戦、出場する事になったんだ!」



「え!ほんとに!!?」






圭ちゃんが嬉しそうにうんうんと頷く。


私達一年が試合のレギュラーになる事はまずない。




勿論それは栄誉な事だけど、とても喜んでる圭ちゃんを見れたのが、なにより嬉しかった。







「ぜっっったいに応援行くから!!!」


圭「おう!」

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