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妹えっち!

第21章 看病







 峰斗は優しく抱きしめて、泣きじゃくる璃乃の彼氏への気持ちの踏ん切りを聞いていた



「イケメンで私なんかに優しくしてくれてエッチが大好きだったけどそんな所も好きだったの…」
「ああ」



 相槌を打って、峰斗は璃乃の気の済むまでただ聞いてやる
 堰を切ったように未練を吐き出す璃乃の頭をぽんぽんと叩く



「可愛くなろうとしたよ?
彼氏の前でいいコぶってた
私、性格可愛くないから」
「そんなことないから」
「知ってる?お兄ちゃん
私ね、すっごい汚いんだよ」



 はらはらと涙を零しながら璃乃の自虐は続いた、支離滅裂な告白に強い自己嫌悪が混ざっていく



「自分が嫌い―…
汚くて汚くてもう嫌だ…
お兄ちゃんだって私が汚いこと知ったら嫌いになるよ…んっ…」
「璃乃は汚くねぇよ
そんな風に思うな
お前は真面目で理屈っぽすぎる
それがお前のいい所なんだけどな
璃乃は誰よりも綺麗だよ」



 まぶたに降るキスに璃乃は身じろぎして身をよじる
 恥ずかしいけど涙が止まるような気持ちよさがあった

 顔、近い―…
 お兄ちゃんの唇にドギマギする



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