
妄想ガール
第3章 行きましょう。
バスを降りながら、不機嫌そうにブツブツ言っている天馬。
それに打って変わって、うちはハイテンションだった。
なぜなら
「おい、大野お前あの団子屋に行くんだよな!!」
「はい、先生」
「お前はいい生徒だ!!
一緒に行くぞ!!」
「お団子一つで、いい生徒って決めるのはどうかと思いますけど・・・
でも、一緒に行きます
なんたって、あの伝説の団子屋。
一口食べるとホッペが落ちると言われ
商品化されていない幻の団子!!
これのために、今日この場所に来たんですもの!!」
「そうだ!!
行くぞ大野!!」
今日ばっかりは福原と息が合いあそうだ
