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同居人は妖怪さん

第1章 大学受験

「ふぅー、寒いっ!」



息が白い。
まあ、当たり前なことに今は2月。
冬真っ盛りで、そして受験シーズン。

花は某大学の受験会場に向かっていた。



「皆、同じ大学受ける子かなあー…
あーあ、皆頭良さそうにみえるよー」
「まだ受けてもないのに泣き言?」



後ろから聞こえる声と頭に感じる温もりに花は笑顔で振り返った



「拓也!!」
「おはよ、花」
「うん、おはよう」



花と同じ高校で彼氏である拓也。
サッカー部の彼は凄く優しくて、頼り甲斐があって。
自慢の彼氏です。






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