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A little white lie

第1章 きっかけ



当時17歳
どこにでもいる女子高生


って今なら思えるけど、その時は自分はかわいそうな子って思ってた痛いやつ。

中学でいじめられて、元々集団行動が嫌いだったのがさらに嫌いになってネットで自分を偽って年上の女の人と仲良くなって遊んでた。

偽善者ぶるの得意だったから学校に馴染めないわけわかんない子と連んで遊んだりもしてた。

男も嫌いだったしどうしても女子校行きたくて母親に頭下げて行かせてもらった。
まあ、勉強嫌いだったし私立にしか行く気がしなかったけど。

家は父方の祖母と同居。
母は子持ちのバツイチで元ホステスだったから祖母に酷いいじめを受けてて、兄も巻き添いくらってた。
父は私が10歳になるまで自分に家庭がある意識がなかったらしい。

小さい頃から母はパチンコに出掛けて私に八つ当たりの日々。
兄は荒れ狂ってた。


あの頃は自分だけが辛くて、愛なんてこの家にないんだって思ってた。

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