テキストサイズ

A little white lie

第2章 勇



私が高校生の時流行ってた前略プロフィール。

あるV系サイトのランキング上位に勇はいた。


「地元一緒だ。しかもかっこいいー。」

そんな単純な思いでゲスブに書き込みした。

その時勇はお父さんが亡くなって地元に帰ってきてたらしい。

上っ面なやりとりをして、職業が東京でホストをしてると言われた。

興味が湧いた。自分の知らない世界。
ホストと知り合いなんてすごいじゃん!
とバカな事しか思ってなかった。

それからちょっとたって勇がプロフ辞めるから、本当に絡みたい奴だけメールしてと、アドレスを載せてたので、私はすぐメールをしたんだ。

この人をもっと知りたい。
この人に近づきたい。
そんな一心だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ