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第2章 三年前





目を開くと




「百合子様…」



「!!!!!」




声は民江だけど、顔は先程の状態の母だった。



「やめてー!
やめてー!
お願いだからやめてー!!」



ガッ!



「い…
痛いっ!」



「!!」




ハッと気が付くと私は民江の髪を思っきり引っ張り上げては、むしり取ろうとしていた。


興奮のあまりハァ、ハァ、と息を切らして




「ご…ごめんなさい。」



民江は怯えて私の元を顔を見ながらゆっくりと離れて行く



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