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Dear..

第1章 素顔

「はるにぃ、一緒に寝ても良い?」


「またー?もう4年生なんだから一人で寝ろよ」


「だって風の音怖いんだもん」



妹のアユミは怖がりで甘えん坊。

両親の前では大人ぶってるけど、俺だけに素顔を見せてくれるんだ。



「良いよ、早くおいで」


アユミはにっこり笑うとベッドにダイブしてきた。
その衝撃で、ギシギシと音をたてベッドが揺れる。


「壊すなよ?」

「アユミそんなにデブじゃないよ」


そうゆー問題じゃないんだよなぁ…
ほっぺを膨らませて拗ねる妹に意地悪して
鼻を摘まんでやると、きゅっと目を瞑りもがいた後、ほっぺは元の形に戻っていった。

本当に可愛い奴
何されてもこれで許しちゃうんだよな。


「もう寝るぞ?寝坊しても起こしてやんないからな」


「いじわるぅぅぅ」


アユミに背中を向け俺は目を瞑った。


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