テキストサイズ

想 想 想。

第3章 片想い × 片想い

それから退屈な高校生活を送っていた私。

でも、掃除だけは真面目にしていた。

・・・職員室内・・・

「侑ーっ!!」

ギュッ

「華菜、どーかしたのー?」

私の名前は、侑(ゆう)。

親友の華菜(かな)。

華菜は、明るくて笑顔が可愛くて女子の私が見ても妹のような感じの女の子。付き合って3ヶ月になる彼氏持ち。

「掃除もうすぐ終わるから
 先に帰っちゃおっ!」

「うん!!」

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・職員室前・・・

「琉唯ーっ 
さっきから何に見とれてんの~」

「えっ?! 
あ・・・いや・・・なっ何もないよ汗」

琉唯・・・何焦ってんだろ・・・


次の日の掃除。
 
・・・職員室内・・・

「掃除だるーっ」

「分かるー」

華菜と私はいつもと同じような会話をしながらも掃除を続けた。

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・職員室前・・・

「琉唯~昨日から職員室なんか見てどーしたのー?」

潤(じゅん)は俺の昔からの幼馴染。

「潤・・・」

潤には本当のことを話そう。

「ん?」

「あの2人の女分かる?」

「いるねーそれがどうかした?」

「右の子・・・さ・・・」

「あーあの真面目に掃除してる子?」

「そう。
この前職員室に呼び出された時に
あの子が真剣に掃除している姿を見て最初はなんともなくて・・・でも最近自分でも分からないけど・・・
あの子が気になるってゅーか・・・
気がついたら見ちゃってて・・・」

「それ・・・恋じゃない?」

「えっ?!なぃなぃーアハハ」

俺・・・恋・・・してるのか・・・?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ