
想 想 想。
第5章 勇気・・・
「ねぇ侑!!」
「なぁーにー?」
「あの先輩2人カッコよくない?!」
「あっ・・・」
「ん?どうかしたの?」
「あの右側の先輩が前に言ってた
一目惚れしたっていう先輩・・・」
「えーーーーー?!
めっちゃイケメン!!!
さすが侑見る目あるねー!!」
「大好き・・・」
「告白とかしないの?」
「いやっ告白なんて・・・
話したこともないのに告白なん て100%振られるでしょ~」
「じゃあさぁ~
一緒に話しかけてみない?」
「えっ?! でも・・・」
「も~そんなんだからダメなんだ よ~勇気だすのも大事なんだ よ?名前なんていうんだろ~」
「あー確かに!!」
「明日話しかけて聞こっ!!」
「うん・・・」
大丈夫かな-・・・
私は不安でいっぱいだった。
嫌な反応されたらどうしよう・・・
・・・その日の帰り道・・・
「侑・・・」
「ん?」
「実はさ・・・彼と別れたんだ・・・」
「え?!なんで?!」
「実は・・・私好きな人ができたの。 彼も浮気してたみたいだから
きっぱりと別れたの!!」
「そうだったんだ・・・
でも・・・その好きな人って?」
「今日掃除の時に侑の一目惚れし たっていう先輩の隣の先輩いた じゃん?」
「うん・・・まさか?!」
「うん。そのまさか・・・」
「だから・・・話してみたいの・・・」
そういうことだったんだ・・・
でも華菜と一緒なら・・・
「明日、話しかけてみようね!」
「うん!!」
