?…好き…?
第20章 出産前…
俺が、出掛けるとも言っていないのに、そう想像して、おそらく介護をしている妻の父親が、たまたま出掛けていることも手伝ってだろう、尋常ではなく寂しがったのだ。
だから、本当は自分から彼女に○○駅ドライブをする気はないか?とメールをしたのにも関わらず、行けなくなった。
俺には、行くことが出来なかった…
俺が休みだったその日、妻の様子が様子だった為に、辛うじて彼女に
『今日は行けない』
とメールをするのが、精一杯だった。
妻の前で、携帯を開くことすら、俺は躊躇せざるを得なかったのだ。
おそらくは、俺が考えるほど、彼女は気にしてはいないだろう。
だが、彼女から、俺が行けなくなったことを、了解する返事もない。
こちらが誘ったのだ。
気になって仕方なかった。
謝りたい…
ちゃんと謝りたい…
翌日、彼女が産休に入ったその日も、俺は休みだった。
メールでは、見てくれているのかも分からない。
彼女はメールを確認しない時はある、と自分で言う人だ。
何とか電話をしようと考えた。
だが、この日も、妻の父親は出掛けていた。
所謂デイサービスだ。
まるで、妻が見張っているかのような気がする。
自分にやましい気持ちがあるからだろうか…
俺は、平静を装うのが困難になりそうなほど、イラついていた。
だが、妻の父親が居ないのは丸1日ではない。
夕方には戻る。
戻れば、適当にコンビニにでも行くとか理由をつけて、僅かな時間であれば、家から離れることが出来る…
そう思っていると、妻が父親が帰る前に、買い物をしておきたいと言ってきた。
一緒に買い物に出掛ける。
目的の店に着いた。
食材などの買い物ではなく、妻や妻の父親の買い物だったので、一緒に回る必要はなさそうだ。
「煙草吸ってくるよ」
だから、本当は自分から彼女に○○駅ドライブをする気はないか?とメールをしたのにも関わらず、行けなくなった。
俺には、行くことが出来なかった…
俺が休みだったその日、妻の様子が様子だった為に、辛うじて彼女に
『今日は行けない』
とメールをするのが、精一杯だった。
妻の前で、携帯を開くことすら、俺は躊躇せざるを得なかったのだ。
おそらくは、俺が考えるほど、彼女は気にしてはいないだろう。
だが、彼女から、俺が行けなくなったことを、了解する返事もない。
こちらが誘ったのだ。
気になって仕方なかった。
謝りたい…
ちゃんと謝りたい…
翌日、彼女が産休に入ったその日も、俺は休みだった。
メールでは、見てくれているのかも分からない。
彼女はメールを確認しない時はある、と自分で言う人だ。
何とか電話をしようと考えた。
だが、この日も、妻の父親は出掛けていた。
所謂デイサービスだ。
まるで、妻が見張っているかのような気がする。
自分にやましい気持ちがあるからだろうか…
俺は、平静を装うのが困難になりそうなほど、イラついていた。
だが、妻の父親が居ないのは丸1日ではない。
夕方には戻る。
戻れば、適当にコンビニにでも行くとか理由をつけて、僅かな時間であれば、家から離れることが出来る…
そう思っていると、妻が父親が帰る前に、買い物をしておきたいと言ってきた。
一緒に買い物に出掛ける。
目的の店に着いた。
食材などの買い物ではなく、妻や妻の父親の買い物だったので、一緒に回る必要はなさそうだ。
「煙草吸ってくるよ」
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