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すると突然頭に温もりが降って来て。


思わず見上げると東先輩の大きな掌が頭に軽く乗せられてて



「な、何ですか？」


にっこり笑いながらポンポンと軽く叩いて


「それでも、今の彼女は愛ちゃんだから。」


「え…？」


「何を言われても、今アイツの彼女は愛ちゃんだから。

アイツも愛ちゃんを見るって言ったんだから堂々と笑ってな？」



なんて言ってくれちゃって。

さっきまでイラッとしてた気持ちもその一言で心が温かくなった。



「愛ちゃんは笑ってるほうがいいんだから」


ね？


って首を傾げて微笑む先輩に小さく頷く。