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なんだか…


なんだか１つづつ私と彼の間が消えて行って。


どんどん近付いていけてるような気がする。



こうして１つ１つクリアにして行って、いつか来るかもしれない彼から届く


【好き】


それが私の元に届くまで、私がする事、出来る事は１つ。


沢山、これからも気持ちを届ける。


彼が…猛司が２度と


「好きと言いながら離れて行く」


なんて哀しい事言わないように…




私は再度、猛司の手をぎゅぅっと握り



「行きましょっ！！」

「え？ちょ…！！」



私はケタケタ笑いながら、猛司の手を引っ張るようにして歩き出した。