
夏の秘密
第16章 悲劇
中川「夏美ちゃん、料理出たよ」
夏「…」
中川「夏美ちゃん?」
夏「はい!!」
中川「料理、出来てるから」
夏「すいません」
あれから
数日が経過していたが
夏はまだ風太と話せていなかった
話せていないというか話す気がないとい
うか…
夏「お待たせしました」
今日はバイトの日
気持ちを切り替え出来た料理をお客さん
の元へ運んだ夏
しかし
夏はそこで数年ぶりにある人物と
再会する事になる
それは…
男性「あれっ?君、もしかして…」
夏「?」
男性「晴の妹だよね?」
夏「…そうですけど…あなたは?」
男性「覚えてない?俺、晴の中学の時の
同級生で和田康弘だよ」
夏「和田さん、ごめんなさい…ちょっと
覚えてないです」
話しかけてきたのは
晴の中学の同級生、和田康弘
彼は夏の事
知っている様子だったが
申し訳なかったが夏は康弘の事は全く覚
えていなかった
康弘「そうそう、この前、晴にさ」
夏「兄と会ったんですか!?」
康弘「えっ?」
夏「あっ、すいません…」
康弘「…」
