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夏の秘密

第19章 覚悟



夏「…」

勇助「夏、おはよう」

夏「おはよう」

勇助「どうした!?目赤いぞ?」

夏「あはは…ちょっと…」

勇助「…」


泣いたのが
泣き腫らしたのがバレバレだったが
その理由を
勇助に話せるワケもなく
夏は必死に平気なフリをし笑ってごまか
した


勇助「…」

夏「ほらっ、早くしないと遅刻」

勇助「夏、お前…」

夏「…何」

勇助「(小声)お前…風太と付き合って
るのか?」

夏「えっ?」

勇助「別に…責めてるワケじゃないんだ
恋愛は人それぞれだし…でも付き合って
るなら一言言ってほしかったって言うか
俺、口固いし…」

夏「ちょっと待て!!話しが見えないん
だけど…」

勇助「少し寂しい気もするけど…俺にも
彼女いるし…」

夏「えっ!?勇助、彼女出来たの?」

勇助「正式にはまだ彼女じゃないけど…
いずれは?」

夏「どんな…子なの…」

勇助「俺がよく行く店でバイトしてる子
夏美さんって名前で、すごくかわいい子
なんだよ」

夏「へっ…へぇぇ…そっうなんだ…」

勇助「今度、夏にも紹介するよ」

夏「あはは…うん…」


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