テキストサイズ

夏の秘密

第27章 理由



中川「気をつけて帰ってね」

夏「…はい」


戸上さんに会え
晴との再会の日も見えてきた
嬉しいはずなのに、何故か嬉しくない
不思議な気分だった
何故だろう…





夏「…」

風太「夏!!」

夏「…風太」

風太「お前、こんな時間まで何やってた
んだよ…」

夏「…ごめん」

風太「ほらっ、早く帰るぞ」

夏「風太!!」

風太「何だよ?」

夏「…話したい事があるの…勇助も呼ん
で保健室に来てくれる?」

風太「話し?」

夏「お兄ちゃんの事…」

風太「…」


晴の事でわかった事
聞いた事をみんなに伝える為
風太に勇助を呼んできてもらい夏は保健
室へ向かった
遅い時間だし、もう帰ってしまったかと
思ったが保健室内にはまだ
総一郎の姿があった


総一郎「…」

夏「先生」

総一郎「夏、どうした?」

夏「…ちょっと…話しがあって…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ