
夏の秘密
第37章 それぞれの想い
勇助「夏、じゃあ明日ね」
夏「うんっ」
風太「…」
明日
勇助とデートする事になった夏
風太は自分が二番目な事に怒っていたが
これにはちゃんとした
理由があり…
風太「どういうつもりだよ」
勇助「何が?」
風太「高野の事、ちゃんとしなきゃいけ
ないのにデートとか…」
勇助「だからだよ」
風太「は?」
勇助「別れるにしろ付き合い続けるにし
ろちゃんと二人で話す必要があるだろう
だけど抜け駆けはさせたくないし」
風太「なるほどね、理由はわかったけど
やっぱりお前が一番なのは納得出来ない
な」
勇助「仕方ないだろう、こっちは日付が
迫ってるんだから」
風太「日付?」
勇助「明日しかないんだよ」
風太「…変な場所連れてくなよ」
勇助「わかってるよ」
風太「…」
