
夏の秘密
第38章 勇助の場合
母「ごめんなさいね、空き部屋がなくて
もし勇助に変な事されたら大声出してね
すぐ助けに行くから」
勇助「母さん…もうわかったから」
夏「はいっ」
勇助「夏も返事するなよ」
夏「あはは、ごめん」
夕飯をご馳走になり
せっかくだからと泊まる事になった夏
だけど困った事に空き部屋がなく
勇助の部屋で休む事に…
勇助「ベッド使っていいから」
夏「でも」
勇助「大丈夫、ちゃんとシーツ新しいの
に変えてあるから」
夏「そうじゃなくて、だからその」
勇助「何」
夏「…何でもない」
潔癖症なわけではない
ただシーツが新品でも勇助が寝ている
ベッドで
自分が寝ると思うて
変に緊張してしまっていた
勇助「夏?」
夏「もう寝る!!」
