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「何してるんだね？」


入ってきたのは課長でした。


井口君はパッと私を引き離しました。


「なっ、なんでもありませんっ、ちょっと山下さんが気分が悪そうだったんで…」


「そうか、山下クン大丈夫かな？」


課長は無表情で尋ねてきます。


「だ、大丈夫です…すみません…」


「そのコピーが終わったら、資料室で去年のR社との取り引き内容の資料探してきてくれ」


「はい…分かりました」