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先輩…なんで…

第2章 あの日。

=============================道場=====


(なんかやることないかなぁ…)
私、凜狐は急にできた休みをどうしようかとひたすら悩んでいた。

少し離れたところで、高3の先輩達と数名の高2.1がカラオケ行くだのボーリングに行くだのとワイワイ話していた。



「おい。凜狐」

「……っ…はい。」
薰平先輩…
「カラオケ行くからついてこい。」
命令ですか?!
まぁ、どうせやることなかったんだしいいか…

「はい、行きます。」

この時、まだ15:00
これが悲劇の始まりだったなんて、このときの凜狐はまだ知らなかった。


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