
ネットで出会った変態に恋をした
第2章 再開
【凛】
次の日、私は重い病気だと知らされた。
毎日ずっと泣いてた。
咳も日を重ねるごとにだんだん増えていった。
数週間後、病室で点滴を射っていた時、ゆっくりドアが開いた。
響斗。
横に座って、点滴をしている方の手を軽く握った。
「手術、頑張ってね…」
微笑みながら彼はそういった。
すると先程止んだ雨が体内でまた降るのを感じた。
いや、実際に雨は降ってきた。
雨は止まらなくなり、枕やシーツはびしゃびしゃだ。
響斗が握っていた手は熱くなり、溶けていった。
【響斗】
『凛』。寝ちゃった。
「次やったら…許さない」
ハッと振り向くと睨み顔の実々子が立っていた。
外見は綺麗だが、中身は恐い。
俺が最も恐れている女。
この人は人を殺したことがある。
許さない=殺す
やだ。まだ死にたくない。凛と幸せな家庭を築く為に。
「…はい」
うつ向きながらそう言った。
次の日、私は重い病気だと知らされた。
毎日ずっと泣いてた。
咳も日を重ねるごとにだんだん増えていった。
数週間後、病室で点滴を射っていた時、ゆっくりドアが開いた。
響斗。
横に座って、点滴をしている方の手を軽く握った。
「手術、頑張ってね…」
微笑みながら彼はそういった。
すると先程止んだ雨が体内でまた降るのを感じた。
いや、実際に雨は降ってきた。
雨は止まらなくなり、枕やシーツはびしゃびしゃだ。
響斗が握っていた手は熱くなり、溶けていった。
【響斗】
『凛』。寝ちゃった。
「次やったら…許さない」
ハッと振り向くと睨み顔の実々子が立っていた。
外見は綺麗だが、中身は恐い。
俺が最も恐れている女。
この人は人を殺したことがある。
許さない=殺す
やだ。まだ死にたくない。凛と幸せな家庭を築く為に。
「…はい」
うつ向きながらそう言った。
