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愛し愛され ふりふられ

第3章 ~揺れ動く気持ち~


その日の夜
電話で別れを切り出した

悠は黙り込んだ
そして静かに話はじめた

「俺はユリナのために
頑張ってきたつもりだ。
どんなに忙しくても
会いに行ってたし、
できることは何でもした。
なのに…なんで俺じゃないん…?
なんで…そいつなん…?」

強がりで親の前でさえ
泣いたことのない悠が
声を震わせて泣いていた…

その声がその言葉が
今でも忘れられない

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