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貧乳ヒメと書かない作家

第3章 ひととき

「桐生先生っ!
ど、どうしたんですか」
さっきまでタメ口で話していたのに、千春は体に緊張が走り、身をかたくする。

桐生は千春を抱いたまま離さない。

「そういえば、まだ名前聞いてない」


「え、ぁ。風戸…です」

「名前。下の名前は」


「千春…だけど」

桐生は千春を抱く腕に軽く力を込めた。

「俺、千春が来るちょっと前までDVD、みててさ。気分だけエロくなっちゃって」

ちょっと照れたように笑う桐生。
桐生の片手が千春の頬に手が伸びていく。

「ぁ…っ」


「最初ちょっと子どもっぽいかなって思ったけど、それがかわいくて。年上の俺に馴れ馴れしくするのとかさ」



―なんだろう…ドキドキする。


千春の顎に上に逸らし、優しく唇を触れさせた。

「ん…だめ…」

言葉ではそう言ったが、手に力が入らない。


桐生は一旦唇を離し、話すのを続ける。

「文章書いてって俺のわがまま、聞いてくれて、嬉しかった…」

―桐生先生…なんだかとろけちゃいそうな甘い声。

再び唇を重ねる。

千春も拒否することなくただされるがままになっていた。


次第に桐生の舌が千春の中に入ってくる。

「んん…ぁ」

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