貧乳ヒメと書かない作家
第27章 秋が来たんだなぁ…
「私、大学卒業後、色んな出版社に自分の描いたBL漫画持ち込んで、なんとか洸文社で出版が決まったんです」
秋奈が説明を続けた。
確かによく描いてたもんな。うまかったし。
「それで私の担当の編集の…立木賢一さんていう方なんですけど…」
「その名前はそこからきたのね」
秋奈は赤面する。
「それで過去の私の事を話したら、暴露本みたいなのか、それをもとにフィクションの小説書かないかって言われまして。
それで同じ会社で小説制作の部署に掛け合って書いてみようって話になってですね、
そこで『松田裕哉』さんが担当に付くってことになったんです」
ちょっと話が見えてきたぞ。
「私まさか加賀見先輩が名字変わってるとは思わなかったので、始めはなんとも思ってませんでしたが、
今回親睦旅行で会った時、すぐ、加賀見先輩だ!と思いました。
でも男装中だったのでお連れの方たちに不審に思われないようにと…。
あ、男装で来たのはそのほうが小説の内容をわかるかなと思ったからだったんです。
見たほうがわかりやすいかと…
あ!
だからその!
けして騙そうとかでなく!」
「大丈夫、わかったから」
松田が優しく微笑んだ。
秋奈が説明を続けた。
確かによく描いてたもんな。うまかったし。
「それで私の担当の編集の…立木賢一さんていう方なんですけど…」
「その名前はそこからきたのね」
秋奈は赤面する。
「それで過去の私の事を話したら、暴露本みたいなのか、それをもとにフィクションの小説書かないかって言われまして。
それで同じ会社で小説制作の部署に掛け合って書いてみようって話になってですね、
そこで『松田裕哉』さんが担当に付くってことになったんです」
ちょっと話が見えてきたぞ。
「私まさか加賀見先輩が名字変わってるとは思わなかったので、始めはなんとも思ってませんでしたが、
今回親睦旅行で会った時、すぐ、加賀見先輩だ!と思いました。
でも男装中だったのでお連れの方たちに不審に思われないようにと…。
あ、男装で来たのはそのほうが小説の内容をわかるかなと思ったからだったんです。
見たほうがわかりやすいかと…
あ!
だからその!
けして騙そうとかでなく!」
「大丈夫、わかったから」
松田が優しく微笑んだ。