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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第4章 湖


俺が

キスをしたか?






聞くかどうか
迷ってるうちに



マシロは



クリップで
止めた
その写真を見ながら


話しをはじめた








「母が・・・

持っていたので



私が小さいころから

神島さんの

写真集が

家にあったので




まるで

絵本でも見るように



私は

この写真を見ながら

育ったんです」










「・・・そうか」









「神島さん」








「ん?」








「・・・近いです」









「あっ・・・


あぁ


悪かった」










俺は
マシロから

一歩後ろに下がって

距離を置いた






「別に

気にしてませんけど」






じゃあ

言うなよ



近い・・とか






「気にしてませんから」







「何が」







「いえ

なんでもないです」








妙な






空気が流れた

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