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理想と偽装の向こう側

第2章 出会い

「ばっかヤローーーーー!!」



私は、号泣しながら叫んだ。



辺り一面が紅色に染まりゆく刻、川の水面は光を反射し、キラキラと輝き放って眩しい。



河岸の道を下校する学生、犬の散歩をしている人たちが行きかっている。



そんな情景に私の存在は、確実に浮いていた。



それでも叫ばずには、いられなかった。



叫ばないと、自分で自分を消してしまいたくなる衝動にかられてしまう。



「私の結婚適齢期を返しやがれーーーー!!



優柔不断っ!



偽善者っ!!



マザコンっ!



おとといきやがれっ!」



悲しみと苛立ちのままに、訳が分からない事まで叫び出していた。


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