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母を観察?

第75章 母…優しくする

授業が終わり、部活もない今日は赤井と一緒に帰ることになった。


学校の玄関で、圭先輩とも合流し、帰ります…(先輩も誘って来いとの母の要望です)



――――――――――――


「ただいま…」


『いらっしゃ〜い』





「「「…………」」」



中学生三人…

玄関で…めちゃくちゃ警戒してます。



母は上機嫌に赤井と圭先輩をリビングに通すと、

おやつにケーキまで出してきた…



あれ?俺のケーキは?

あれ?息子にはケーキ無し?




『さっ、赤井君、圭君食べて食べて!!』



母の異常なまでの優しさに警戒しながらも…


赤井と圭先輩はケーキを食べた…



『どう?
駅前のあのケーキ屋さんのケーキは美味いかい?』



「うまい!!!えっあそこのケーキなの?マジうまい!!!」


赤井も圭先輩も夢中でたべてる…



お〜い…母よ…俺のは?




ケーキを食べ終わり…一息つく二人を…

母はニヤリと見る




『……フフフ…食べたね…
君達…ケーキを食べたね』



はっ!!!っと赤井の顔が何かを察した…



「いや!!!食べてない!!!」


『いやいや…証拠の写メ撮ってるし…』



「くそ!!!」


あっ…
赤井…露骨に悔しがった…


圭先輩…キョトンだ…





『さぁ…リアルビーの君達…
締め切りギリギリのトキネさんに…ネタを提供しなさい…』




やっぱり〜









今日、赤井と圭先輩は…


我が家に強制お泊り決定となりました。






「ケーキ…怖い…」



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