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母を観察?

第10章 母…再び締め切り




朝から…電話が鳴り止みません



そう…母の締め切り日が…

とっくに過ぎているのです…




母は、書斎で原稿?PCと向かい合ってはいますが…

手が動かないそうです…



ここ二三日は母のマヌケな顔を見ていません…



マヌケ面を通り越して…怖い顔になってた




なので、家事を男性陣がやる時期か…と、父が朝ごはんを作っている…



「母さん?飯食わないの?」


書斎の母に声をかけると…



『う゛ば…がば…じ…』


「何語だよ」


うめき声が帰ってきた…



「羚、母さんはいいから早く食って学校に行け。
今日はスイミングだろ。間食のおにぎりも入れてたから、弁当も忘れるなよ」


「おっ…おぅ」


完璧だな父よ…








『パパ…羚君…
母さんの扱いが…雑じゃないかい…?』





「「仕事しろよ」」


書斎から歩腹前進で来る母に…男性陣のWツッコミ…



『ハモるなよ…』




廊下で倒れ混む母に…


おにぎりを口にパクリと食わせる父…




『パパ/////』










「これを食ったら書斎から出てくるな…
目障りだ…」










父は…鬼です…






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