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「庄司咲希ちゃんか、よろしくな。俺は、須藤咲斗。」


須藤くんか…。すどう、しょうじ…。出席番号近いかも…！



わたしがそーんなくだらないことを考えてたら弥生ちゃんが「F組はこっち！！」とF組を通り過ぎようとするわたしの腕を引っ張った。


「はははっ！咲希ちゃんは、おっちょこちょいなんだな？」


須藤くんに笑われちゃった。でも、わたしはそんな事より、「咲希ちゃん」って呼ばれた事にドキドキしてた。