テキストサイズ

タイトルはまだ未定

第5章 約束

ー氷室sideー

あ、3時だ。お嬢様に紅茶…いれないと。

「お嬢様、失礼します。」



ん?


ガチャっ


いない…?
お嬢様が…?


友達と遊びに行ったとかだろう。


…。

なんだ、なんか嫌な予感がする。



「みんな!鈴お嬢様を見なかったか???」

「いいえ?」

「あ、私みました!2時間ほど前に散歩するってお出かけして見えました」

「散歩ってもう2時間もたつだろ!?常識的に考えてそんなにかからないだろ!?今すぐみんなで探せ!!!!!!」

「お、落ち着いてください、氷室さん、たかが散歩です、帰ってきますよ!」

「もし狙われてたらどうするんだ!!!!!旦那様のご友人からお預かりした大切なお嬢様なんだぞ!!!早く探せ!!!!!!!!」

「は、はいっ」



もし、もしも、最初に会ったときみたいなことになっていたら…

いや、大丈夫だ。きっとどこかで無事でいてくれているはず。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ