
ANOTHER
第9章 NINE
渋「ヤス、、、
杜さん、この病院におらへんの??」
安「ぇ??
な、、なんで??、、そ、そんなこと」
渋「、、、ん、、、
やって、、、みんな、話してくれへんからな
もしかしたら、、、
そうなんかな?って」
安「渋やん、、、
あ、、、あんな、、、
杜さん、、、」
ヤス、泣きそうやん。
考えんようにしてたことが、過るやん。
渋「、、、や、、話ずらかったら、
ええねん、、、」
安「いや、、、知っといた方がいいよ、、
う、、あ、ん、、な、、」
ヤスの話やと、杜さんが、気絶したのは
緊張からやって、検査の結果、なんともなくて、
その日に目を覚ましてた。
で、翌朝に看護師が見に行った時には、
もうもぬけの殻やったそう。
警察も、事情聴取したかったのにで、
随分混乱したそうや。
なんとなく、そんな気もしてた俺は
そんな話を聞いても、取り乱したりは
しない。
安「渋やん、、、わかってたん?」
渋「、、、もしかしたら、、、って
思ってただけや
ほんとに、そんなことになってるなんて
思ってもなかった、、、っていうか、
考えんようにしてたってほうが、
あってるか」
安「、、、だ、、大丈夫?」
渋「ん、、、大丈夫やで。
そんなこと言ってられへんもん」
