
永遠(トワ)に愛す
第7章 …決断と新たな未来…
昼過ぎの書斎…
響夜とシンが話し込んでいる姿があった。
「りん様の様子はどうで すか?」
「傷も治って
朝食を食べてまた眠っ た
相当疲れてたんだろ… 」
「そうですね…
私の方は地下の片づけ は無事終わりました
後は‥長老達がどう動 いて来るかですが…」
「そんなの決まってる
りんも含め‥俺達は処 刑されるだろう」
「激しい戦いになりそう ですね…」
「ああ
少しの間‥りんには寂 しい思いをさせるな… 」
「‥‥ん‥‥りん…」
聞き慣れた低く色っぽい声に‥りんは、まだ重たい瞼をゆっくりと開いた…
「…響夜‥‥」
「りん…
大事な話しがある」
いつになく真剣な眼差しで見つめる響夜に、りんは緊張気味に上半身を起こした。
「父を殺したことで
お前を含め‥俺達3人 は罪人として長老達に 狙われるだろう」
「えっ…どういう‥‥」
「俺とシンは
長老達のいる屋敷に行 ってくる
俺達が戻るまで‥ここ で待っていてくれるか ?」
それって‥戦いに行く っていうこと…?
「わたしも一緒に――」
「駄目だ
もう‥お前を危険な目 にあわせたくない…」
優しい手が頬に触れ‥鋭く熱い眼差しに、りんの胸は思わず高鳴った‥‥
