テキストサイズ

私たちのエッチな体験談。短編集。

第2章 二人目。

私は、高校一年の16歳。

中学から一緒の春樹くんが大好き。

優しくて、かっこよくて…

だからモテてた。

私はいつも春樹くんを見つめるだけ…。

話すのも恥ずかしくて…。

目が合うだけで心臓が飛び出るんじゃないか?

ってくらいドキドキする。

話した時なんか…

一日中話しかけられたフレーズだけが頭の中でリピート。

それだけで幸せだった。

春樹くんはもてるから、つき合えるなんて思ってもなかった。


3ヶ月前のバレンタインの日。

あげたくてチョコを持ってきたけど…。

話しかける勇気もなく…。

綺麗に包装したチョコがバックの中に入りっぱなしだった。

春樹くんは周りからチョコをいっばいもらっていた。

放課後にあげよう。

そう思ってたのに放課後になると春樹はもう教室にいなかった。

私のチョコなんて…
いらないよね。



そんなことを思いながら帰ろうとテクテク歩いていると…。

タッタッタッタッター。

足跡が近づいてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ