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本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~

第14章 別れ…



「ハハッ…なんだよ…これ…っ」

俺は走って教室に向かった

ガラガラッ

「わっ、輝くんか…」

「牧野っ!!雪乃は!?」

「雪乃??早退したけど?」

「はぁっ!?……
牧野、俺も早退するから!!」

「え…!?ちょ!!」


俺はカバンを持ってまた走り出した

まだっ……近くにいるはずだっ

すると、踏み切りを渡っている
女の子を見つけた

雪乃だ

「雪乃っ!!!」

雪乃は振り返った

俺は走って雪乃のとこへ向かった

が…

カンカンカンカン

タイミング良く踏み切りが下がった

俺はあっちへ渡れなくなった

「チッ……雪乃!!!
何だよあれっ!!!」

俺は叫んだ

「別れてってどうゆう事!!?
俺…何かしたっ!!??
雪乃が嫌がる事したのっ!?
なぁっ!!雪乃っ!!!
何か言えよぉぉっ!!!」

その瞬間

ゴォォォ…ガタンガタン ガタンガタン

電車が通った

「……っ」

その後…

もう雪乃はいなかった

「雪乃……どう…して…」

でも……俺は見たんだ


電車が通り過ぎる時……



雪乃が悲しそうに微笑んだのを

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