テキストサイズ

本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~

第7章 告白


「…覚えてないよね。

『君が僕を好きで居てくれる限り、
僕は君に恋してる。
君が僕を覚えてる限り、
僕は君を忘れない。

雪ちゃん…大好きだよ』 」

「あ………」

「思い出した??
結局俺は忘れられちゃったけどね」

あはは…と言って
輝が笑う

「っ…ごめんね…」

「うぅん、忘れられちゃったけど…
俺は忘れた日なんてなかった…。
ずっと泣いてた…。
母さんには忘れろって言われた…
覚えてても辛いだけだって…でも…
俺は忘れられなかった…。
雪乃の笑顔が…あきくんって
言う雪乃の声が…忘れられなかった。
俺は雪乃を想ったまま育っていった…
中1の時告られて、
付き合った事もあった…。
気を逸らそうとして…彼女に
キスしようとしたんだ…
でも…何故か出来なかった…
キスなんて簡単だって思って…
キスなんて…ただ唇くっつける
だけだって…
でも、出来なかったんだ…。
結局彼女とは別れた…
それからは誰とも付き合ってない…
告られても…好きな人いるからって…

でも、高校生になって…
母さんに言われたんだ。

仕事の用事で、元いたとこに
帰るって…
高校もそこの行けって。

俺は…すごく嬉しかった…
また…雪ちゃんに会えるって…
俺はその日の夜、また泣いた。
昔の事を思いだして…。
高校生にもなって情けないよな…
でも、雪乃が…本当に大好き
だったから…。
もう会えないって思ってたから…


そして、ついにその日がきた………

ストーリーメニュー

TOPTOPへ