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本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~

第8章 初恋



「そうそう、何で苗字違うの?」

あたしはずっと気になってた

何故苗字が昔と違うのか

「え?」

「苗字!
昔は桜井だったのに、何で
一条なの…??」

「あぁ………

母さん、再婚したんだ…」

「…え」

「俺が中1ん時に。
でも、俺は新しい親父…嫌い」

「なんで…??」

「あいつ俺の事見向きもしない…
母さんの事しか見てない。
それに…中2の時殴られた…
俺何もしてないのに…」

「うそ…なんで…」

「知らねぇ…ストレス溜まって
爆発したんじゃね…?
………母さんと毎日ヤってるくせに…」

「そんな…ひどいよ」

「だからあいつと一緒の名前で
呼ばれるのが嫌だ…」

そっか…だから呼び捨てで
呼んでって言ったのか

「そうだったんだ…」

ズキッ

「…った」

……

あれ、痛くない…

「雪乃?」

「うぅん、何でもない(^^)」

「そろそろ、帰ろっか…」

「うん」



輝はあたしを家まで送ってくれた

「ありがとね。
じゃあ、また」

「ゆ、雪乃っ」

「ん?な…」

何…とまでは言えなかった

キスされたから


「……はぁ」

「っ…///」

突然の事に戸惑うあたし

「ははっ、かーわいっ」

「なんなのもぉっ!///」

びっくりした////

「ねぇ、雪乃…。
こないだ、いきなりキスして
ごめんね」

「え…あ」

あの時か……

「ほんとだよ……
びっくりしたんだから…」

でも、嫌じゃなかったよ…?
輝だもん…
好きな人にされて嫌な訳ない…

「あのさ………

俺もあれが初めて…だから//」

え…?

「え…今…なんて」

「だ~か~ら~っ、
俺のファーストキスはこないだ
雪乃にした時なのっ!!//」

「…それ……ほんと…?」

「こんな事嘘ついて
どうするの//
俺、初キスは雪乃とって…
決めてたから…//」

うぅ……
会えるかもわからなかったのに…っ
あたしのために…

「あきらぁっ
ありがとぅっ(>_<)」

「……//

それじゃ、そろそろ帰るね//」

「あ、うん…
送ってくれてありがとね!」

「うん!」

「じゃ、また明日学校で!」

輝はおーうと言いながら
走っていった……

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