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でも、


やっぱりまだ私は臆病で。


全てを話せるほどの勇気を持ち合わせていない。



だから.....



「.....まだ、全部は話せない。


でも、いつかはみんなに聞いてもらいたい。




もう少し時間をください。」




これが今の私の精一杯。



「俺、つばきんが全てを話せるようになるまで待ってるよ。」



......春。



「だよね～。俺も待ってる。」

秋。


「そうだねぇ。男は待たされてなんぼだからねぇ。」


「ちっ。しかたねぇな。ラーメン奢りで待ってやっか。」


「無理すんなよ？椿ちゃん」


薫。直。優さん。



「......だとよ。大丈夫だ。お前のペースでやればいい。

ただな、話せる範囲のことは話してほしい。無理にとは言わない。でも、今日みたいなことがあったときに助けられないだろ？」



晶。




どうしよう。人を幸せにする以前に私が幸せになってる。こんなにも私を受け入れてくれてる。



「うんっ......あ、ありがとう。......絶対話すから、本当に。......話すからっ！」





涙が止まらない。