
ツンデレ彼女。
第6章 4にんで放課後!
ーその頃の賢人と美来ー
♢美来ver.
みゆ達と離れたところまで連れてかれた。
賢人、急にどうしたんだろ…?
てゆーかこれ、ちょ、緊張するっ…!
ぱっと手を離される。
「ごめん、強引に引っ張って。痛かった?」
「ううん、そんなことないよ。でも、どうして」
「いや、その…おまえがゲーセン初めてっつーから、教えてやろーと思って」
「ええっ、わざわざ!そんないいのに〜」
「黙っとけ。俺そんなに人のために動くやつじゃないんだかんな!」
優しいな…そんなこと言いながらやってくれてるじゃん。
「賢人…あの、あたしね、カーレースみたいなのやってみたい!ずっとやってみたかったの!」
「えっ、カーレース?まじで?笑」
「なにその反応w」
「いやだって女子がカーレースって…ぷっ、ははは!おもしれぇなおまえ!!」
「何それひどいーっ、じゃあいいよ別に!」
あたしは唇をとんがらせてみせた。
「ごめんごめん、いいぜやるかーっ!」
初めてのゲームセンターでのゲームは賢人とふたりでカーレース笑
ちょ、これふつーに難しい!
あたしの車は壁に当たってばかり。
全然進めない〜><
そっと賢人の方を見てみると、もうとっくにゴールしてた…。
「なんでそんな上手いの〜」
「あ?何回も練習すればこんなもんだって。つーか壁にぶつかりすぎー!初めてにも程があるって笑」
「何度も何度も笑わないでよっ、これでも必死だってのに!」
「はいはい」
ちくしょー悔しい!
賢人は涼しい顔であたしの車を見てる。
壁にぶつかると、うわまたぶつかってやんのー!とか言って笑ってる。
ばかにしやがってぇ!!
あたしはなんとかゴールした。
はあ…長かった。
「お疲れさまです美来選手」
カーレーサーになりきってかよくわかんないけど、そんなこと言いながら飲み物を差し出す賢人。
「え…これ、あたしに?」
「あんなぶつかりまくって疲れたろ笑。でもちゃんと完走したから、ん、ご褒美!」
「ありがとう…!」
「べっつにー」
さりげない優しさが、あたしの胸をくすぐる。
こんなかっこよくて優しかったら、誰でもすきになっちゃうよ……
♢美来ver.
みゆ達と離れたところまで連れてかれた。
賢人、急にどうしたんだろ…?
てゆーかこれ、ちょ、緊張するっ…!
ぱっと手を離される。
「ごめん、強引に引っ張って。痛かった?」
「ううん、そんなことないよ。でも、どうして」
「いや、その…おまえがゲーセン初めてっつーから、教えてやろーと思って」
「ええっ、わざわざ!そんないいのに〜」
「黙っとけ。俺そんなに人のために動くやつじゃないんだかんな!」
優しいな…そんなこと言いながらやってくれてるじゃん。
「賢人…あの、あたしね、カーレースみたいなのやってみたい!ずっとやってみたかったの!」
「えっ、カーレース?まじで?笑」
「なにその反応w」
「いやだって女子がカーレースって…ぷっ、ははは!おもしれぇなおまえ!!」
「何それひどいーっ、じゃあいいよ別に!」
あたしは唇をとんがらせてみせた。
「ごめんごめん、いいぜやるかーっ!」
初めてのゲームセンターでのゲームは賢人とふたりでカーレース笑
ちょ、これふつーに難しい!
あたしの車は壁に当たってばかり。
全然進めない〜><
そっと賢人の方を見てみると、もうとっくにゴールしてた…。
「なんでそんな上手いの〜」
「あ?何回も練習すればこんなもんだって。つーか壁にぶつかりすぎー!初めてにも程があるって笑」
「何度も何度も笑わないでよっ、これでも必死だってのに!」
「はいはい」
ちくしょー悔しい!
賢人は涼しい顔であたしの車を見てる。
壁にぶつかると、うわまたぶつかってやんのー!とか言って笑ってる。
ばかにしやがってぇ!!
あたしはなんとかゴールした。
はあ…長かった。
「お疲れさまです美来選手」
カーレーサーになりきってかよくわかんないけど、そんなこと言いながら飲み物を差し出す賢人。
「え…これ、あたしに?」
「あんなぶつかりまくって疲れたろ笑。でもちゃんと完走したから、ん、ご褒美!」
「ありがとう…!」
「べっつにー」
さりげない優しさが、あたしの胸をくすぐる。
こんなかっこよくて優しかったら、誰でもすきになっちゃうよ……
