
ツンデレ彼女。
第3章 出会い
俺のこれから通う高校は、ちゃりで20分。
家からわりと近いとこを選んだ。
地元の友達だって多いしな、楽しみだ。
俺はちゃりを学校まで飛ばす。
学校につくと、入学式というだけあって人だかりが出来ていた。在校生が部活の勧誘をしていたり、吹奏楽部が演奏していたり。
俺はその間を縫って校舎へと歩いた。
「よお賢人!」
後ろから声をかけられ振り向くと、俺の幼なじみの山崎涼だった。
「涼じゃんかー!家近いのに春休み中全然会ってなかったから久しぶりだな!」
立ち止まって他愛もない話をしていると。
キキーッ
校門の前に、黒いワゴン車が停まった。で、でけえー。あれって新入生か?在校生か?窓はこちらから見えないようになっているし、車体も黒光りしていて、いかにも高級車っぽいけど…。こんなふつーの公立に金持ちが来るとも思えない。
運転席にいた黒いスーツの男によって、後部座席のドアが開かれる。そこから出てきたのは…。
「あっ!ミクちゃんだ!!」
「うわーミクちゃん!やっぱかわいいなー」
「なにあの子…?ちょー美少女じゃね?」
周りからいろいろな声が聞こえる。
ミクと呼ばれたその美少女は、ふわふわのロングパーマにハーフアップの髪型でほんとにまじでかわいくて、いかにもお嬢様っぽい感じだった。
すると涼が
「あ、あの子知ってる!長谷川美来ちゃんだよ。あのハセガワグループのひとり娘。なんでこんな高校来たんだ…?」
えっ。ハセガワグループの…娘…?あの会社って確か…馬鹿でかいとこだよな。
とんだお嬢様が入学したもんだな…
家からわりと近いとこを選んだ。
地元の友達だって多いしな、楽しみだ。
俺はちゃりを学校まで飛ばす。
学校につくと、入学式というだけあって人だかりが出来ていた。在校生が部活の勧誘をしていたり、吹奏楽部が演奏していたり。
俺はその間を縫って校舎へと歩いた。
「よお賢人!」
後ろから声をかけられ振り向くと、俺の幼なじみの山崎涼だった。
「涼じゃんかー!家近いのに春休み中全然会ってなかったから久しぶりだな!」
立ち止まって他愛もない話をしていると。
キキーッ
校門の前に、黒いワゴン車が停まった。で、でけえー。あれって新入生か?在校生か?窓はこちらから見えないようになっているし、車体も黒光りしていて、いかにも高級車っぽいけど…。こんなふつーの公立に金持ちが来るとも思えない。
運転席にいた黒いスーツの男によって、後部座席のドアが開かれる。そこから出てきたのは…。
「あっ!ミクちゃんだ!!」
「うわーミクちゃん!やっぱかわいいなー」
「なにあの子…?ちょー美少女じゃね?」
周りからいろいろな声が聞こえる。
ミクと呼ばれたその美少女は、ふわふわのロングパーマにハーフアップの髪型でほんとにまじでかわいくて、いかにもお嬢様っぽい感じだった。
すると涼が
「あ、あの子知ってる!長谷川美来ちゃんだよ。あのハセガワグループのひとり娘。なんでこんな高校来たんだ…?」
えっ。ハセガワグループの…娘…?あの会社って確か…馬鹿でかいとこだよな。
とんだお嬢様が入学したもんだな…
