テキストサイズ

玩具箱*R

第7章 こどくとしょうねん*

李音くんだ。

一瞬目が合ったが、どちらからともなく目をそらす

「…さっきはごめんなさい、でも…ご主人さまは…僕のです」

目を伏せて話していたけど、"ご主人さま"のワードからは私を鋭く睨みつけた

「わ、私は…好きであの人とセックスしてるんじゃないよっ…」

私も負けじと睨み返してやった

「はぁ…?嫌なのに?やってやってるってこと……?僕は頑張っておねだりしてるのに自分はなんにもしなくても寄ってくるってこと…?意味わかんない…、いいよね愛され上手っていうの…?僕は肉便器…?処理用?お前はご主人さまの何…?」

ブツブツ言いながら彼はゆらりゆらりと私の方に近づいてくる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ