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玩具箱*R

第7章 こどくとしょうねん*

―― とある養護施設

「さぁさ!李音、皆 外で遊んでるよ?」

「…」

部屋の隅でうずくまる男の子に話しかける

その日は凄く天気のいい日だった

部屋の中は男の子と若い修道女だけだった

「はぁ…、アンタ言葉がわからないのかい?」

「言葉遣いに気をつけなさい…」

修道服に身を包んだ老婆が扉を開けて部屋に入る

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