テキストサイズ

パパとママのタカラモノ。

第2章 妊娠発覚。




奈央「‥え、産むの?堕ろすんじゃなくて‥?」


残酷な一言だということにも
気が付けないほど気が動転していた。


智也「奈央、とりあえず明日にでも病院行こう。」


翌日、産婦人科に行くことが決まった。


奈央「妊娠してるってことは‥中出しも良いよね‥。」

智也「えっ?」

奈央「智ちゃん‥っ。」


そのとき
私から初めてキスをした。


智也「ちょ、待」

奈央「待たない。念願の中出し、していーよ?」


智也くんとは
一度だって生でしたことはない。

けど男なら一度は生でしたいと
思っているはず。

妊娠したなら
もう怖いものなんてない。

だから私は智也くんを誘った。


智也「え?‥けどさ、」

奈央「ほら、つべこべ言わずに触って!!」


智也くんの手を取り
自らアソコへと誘導した。

そして、


奈央「拒否ってるのに、勃ってんじゃん。」


私も智ちゃんのアレを握った。


智也「本当に身体は大丈夫‥??」


悪阻らしきものは
かなり前に治まってた。


奈央「大丈夫だから早く!;」


ただ現実逃避が
したかっただけ。

例え一瞬でも良いから
『妊娠した』ということを
忘れたかっただけ。


智也「奈央‥結婚しよう。」


私の中に智ちゃんが入ってきた時
智ちゃんは耳元で静かに呟いた。
返事はもちろん


奈央「はい‥っ。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ