片思い中っ!
第5章 すれ違い
あの後、私が泣いている時に幸也が来た。
幸也は「どうした?」とか「大丈夫か?」とか言ってくれて いいやつだな。って思った
私も少し落ち着いて
ルリ「ごめん、ありがとう。‥どうだった?」
幸「ああ、振られたよ」
やっぱそうだよね‥
幸「峯邨先輩」
ピクッ
やはり反応してしまう自分
ルリ「峯邨先輩が‥どうしたの?」
幸「‥が、好きって言ってた。お前、知ってたろ?」
ルリ「‥まあ。」
幸「はぁ‥‥。ま、仕方ねえよな。でもまさか、洋が好きなんてなーー」
ルリ「えっ!?幸也、峯邨先輩と仲良いの?」
幸「ああ。」
意外にもあっさり言われて戸惑う。
そんな私に幸也が言った。
幸「お前も大変だな。まあ、頑張れよ。」
ルリ「えっ‥!?」
幸也はどんな理由でこれを言ったのかは分からない。
でも、薄々分かる。
幸也は私の好きな人を知ってる。