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幼馴染みは美少年

第16章 男でもなく女でもなく君だから

「たっちゃん、手加減してよ」


遼一が小悪魔顏で耳打ちした。


「遼一甘いな、勝負は勝負だ」


俺は容赦無く8ボールを9ボールに当てブレイクナインした。


よっしゃ、俺の勝ち!


「ちぇっ」


遼一はちょっと悔しがったが、耳元で「たっちゃんかっこいい」と言ってくれ嬉しくなった。


更にギャラリーがちょっとだけどよめき、どうやら俺の味方していた女子もいたみたいで拍手があった。


若干ドヤ顔になってゲーム終了。


俺達はバーの隅のカウンター席に座って飲み始めた



ちなみに遼一はまだハタチではないのでもっぱらコーラだ。


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