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幼馴染みは美少年

第9章 辛抱堪らん

真夏の夜、カラオケボックスまで15分の距離。


遼一への感情は収まるどころか溢れ出していた。


カラオケボックスに着いて個室に入ると、俺は遼一を直様抱き締めた。


「たっちゃん、ちょっ…やめろって…カメラっ…カメラ付いてるからヤバいって」


そうだった…カメラがあった。


男女ならともかく俺達は男同士。


万が一知り合いとかがバイトでもしてたらエラくマズい。


「ごめん…歌うかっ」


「そうしよ」


ニコっと笑った遼一が可愛くて、やっぱりチュッと素早く軽いキスをした。



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